結婚相談所とマッチングアプリは、どちらも結婚相手を探せるサービスですが、料金の組み立て、登録時に確認される書類、相手との出会い方、担当者の有無といった「仕組み」が異なります。どちらが優れているかではなく、自分の状況にどちらの仕組みが合うかで選ぶものです。
この記事では、両者の違いを7つの項目で横並びに整理し、それぞれに向いている人と、迷ったときの選び方をまとめます。結婚を意識してマッチングアプリを3か月以上使った56名(女性28名・男性28名)への独自アンケートも交え、切り替えを考える人が実際に気にしている点を確認します。
この記事の要点
- マッチングアプリは月額制が中心で自分で探して進める仕組み、結婚相談所は入会金・月会費・成婚料などを組み合わせた料金で担当者の支援を受けられる仕組みが一般的です
- 「本人確認」「年齢確認」「独身証明書の確認」は別のもので、どこまで確認されるかがアプリと結婚相談所で異なります
- 料金・書類・進め方・支援内容はサービスごとに違うため、比較表はあくまで一般的な傾向として読み、申し込む前に各サービスの公式情報で確認してください
結論:違いは優劣ではなく「仕組み」にある|比較早見表
両者の違いを一言でいえば、マッチングアプリは自分で探して自分で進める仕組み、結婚相談所は書類確認と担当者の支援がある代わりに費用の項目が多い仕組みです。まず7項目の早見表で全体像をつかんでください。
下の表は一般的な傾向を編集部が整理したものです。料金、必要書類、紹介方法、サポート内容はサービスやプランごとに異なり、表のとおりでないサービスもあります。契約前に各社の公式情報で確認してください。
| 比較項目 | マッチングアプリ | 結婚相談所 |
|---|---|---|
| 料金体系 | 月額制が中心。無料で使える範囲や男女差はアプリごとに異なる | 入会金・登録料・月会費・お見合い料・成婚料などを組み合わせる形が多い |
| 利用目的 | 結婚を意識した人のほか、恋人探しなど目的の幅が広い場合がある | 結婚を希望する人への異性の紹介が前提 |
| 登録時の確認 | 年齢確認と本人確認が中心。独身証明書の扱いはアプリによる | 本人確認に加え、独身証明書などの公的書類を求める会社がある(JMIC加盟会社では契約時に公的独身証明書を求めている)。必要書類は会社によって異なる |
| 相手の探し方 | 自分で検索し「いいね」を送り、相互に承認するとやり取りが始まる | 会員検索、担当者からの紹介、データマッチングなど。方式は会社による |
| 相談・サポート | 基本は自分で判断して進める。運営の対応は通報対応などが中心のことが多い | 担当者がいる場合、相手探し・お見合い調整・交際中の相談を支援 |
| 活動の進め方 | メッセージ、日程調整、会う場所の決定を自分で行う | 申込み・お見合い・交際・成婚退会という流れがあり、日程調整を仲介する会社もある |
| 向いている人 | 自分のペースで多くの人から探したい、費用を抑えたい人 | 相手探しややり取りの負担を減らしたい、書類確認や相談相手を重視する人 |
「登録時の確認」の結婚相談所側の記載は、日本結婚相手紹介サービス協議会(JMIC)が公開している加盟会社向けの案内にもとづきます。加盟していない会社の運用は各社の公式情報で確認が必要です。
すでに「アプリを続けるか、別の方法へ切り替えるか」の判断そのものに迷っている方は、この記事の前にマッチングアプリから結婚相談所へ切り替える?判断材料を読んでください。本記事は、切り替えを含めて方法を選ぶときに、両者の条件の違いを確認するための記事です。
マッチングアプリと結婚相談所の基本的な違い
基本的な違いは、「誰が相手を探し、誰が進行を管理するか」にあります。一般的には、アプリでは利用者本人が多くを担い、結婚相談所では会社や担当者が一部を担います。

マッチングアプリの仕組み
マッチングアプリは、登録した利用者同士がプロフィールを見て「いいね」を送り合い、相互に承認するとメッセージができる仕組みです。誰に送るか、どう返すか、いつ会うかは自分で決めます。
今回の56名がアプリを続けた理由(Q14・複数回答)では、「気軽で使いやすい」27名、「自分のペースで活動できる」16名が挙がりました。手軽さと自由度は、アプリの仕組みそのものから来ています。
結婚相談所の仕組み
結婚相談所は、結婚を希望する人へ異性を紹介するサービスです。入会時に書類を確認し、会員検索や担当者の紹介で相手を探し、お見合い・交際を経て成婚退会に進む流れが一般的です。JMICの案内では、紹介方式としてデータマッチング形式、お見合い形式、パーティー形式、インターネット方式などが挙げられており、会社によって組み立てが異なります。
担当者がつく会社では、相手探しだけでなく、お見合いの調整やお断りの連絡、交際中の相談も支援の対象になります。ただし支援の範囲と頻度はプランによって変わるため、「相談所なら手厚い」と一括りにはできません。
料金体系の違い
料金の違いは「金額の大小」より「項目の数と発生するタイミング」にあります。アプリは月額制が中心、結婚相談所は複数の費用項目を組み合わせる形が多く、総額は活動期間と成婚の有無で変わります。

マッチングアプリ:月額制が中心
アプリは月額の有料プランに加入して使う形が中心です。無料で使える機能の範囲、男女で料金が違うかどうか、追加課金の有無はアプリごとに異なります。更新日と解約手続きの方法も、契約前に公式ヘルプで確認してください。
結婚相談所:入会金・月会費・成婚料などの組み合わせ
JMICの案内では、費用の項目として入会金、登録料、会員サービス料、お見合い料・成婚料、パーティー・イベント参加料などが挙げられており、支払い時期や方法(一括、月払い、成婚時後払いなど)も会社やコースで異なるとされています。中途退会や成婚退会時の精算方法も、あらかじめ確認すべき点として示されています。
つまり結婚相談所は、月会費だけを見ても総額が分かりません。今回の56名がアプリ以外のサービスを検討したときの不安(Q18・複数回答)でも、「料金が高そう」32名に続いて「結局いくらかかるのか分かりにくそう」が19名でした。
| Q18 アプリ以外のサービスを検討したときに感じた不安(料金関連を抜粋) | 人数(56名中) |
|---|---|
| 料金が高そう | 32名(57.1%) |
| 結局いくらかかるのか分かりにくそう | 19名(33.9%) |
| どこを選べばいいか分からない | 10名(17.9%) |
複数回答/回答者56名。出典:婚活リルート編集部「マッチングアプリ婚活に関するアンケート」(2026年8月29日実施・有効回答56名)。この設問は検討時に感じた不安であり、実際に結婚相談所を利用した結果や実際の料金水準を示すものではありません。
この記事では料金の相場や具体的な金額は扱いません。活動期間ごとの総額の考え方は、別の記事で整理する予定です。
契約書面とクーリング・オフの制度
結婚相手紹介サービスのうち、契約期間が2か月を超え、契約金額が5万円を超えるものは、特定商取引法の「特定継続的役務提供」の対象です。対象契約では、事業者は契約前に概要書面、契約後に契約書面を渡す義務があり、書面を受け取った日から8日以内であれば書面または電磁的記録でクーリング・オフができます。期間経過後も中途解約が可能で、事業者が請求できる金額には上限があります(消費者庁「特定継続的役務提供」、2026年9月3日確認)。
マッチングアプリの解約・返金条件は、サービスの契約内容と利用規約によって異なります。特定継続的役務提供に該当するかは、サービス内容・契約期間・契約金額などによって判断されるため、個別の契約内容を確認してください。この点は、料金の「金額」とは別の違いとして押さえておいてください。
登録時の確認書類・本人確認の違い
登録時の確認は、「本人確認」「年齢確認」「独身証明書の確認」の3つに分けて考える必要があります。一般的には、アプリは年齢確認と本人確認が中心で、結婚相談所には独身証明書などの公的書類まで求める会社がある、という違いがあります。
本人確認・年齢確認・独身証明書は別のもの
3つの確認の違い
- 年齢確認:18歳未満でないことの確認。運転免許証など年齢や生年月日を証明する書類の提示・画像送信、マイナンバーカードの利用などが方法として定められています
- 本人確認:登録者が本人であることの確認。顔写真付きの身分証や、撮影した顔との照合などが用いられます
- 独身証明書の確認:本籍地の市区町村が発行する、重婚の禁止に抵触しないことを証明する書類の提出。既婚者でないことを公的に示すものです
年齢確認を済ませても独身かどうかは分かりませんし、本人確認と独身証明も別です。「本人確認済み」という表示だけで、独身であることまで確認されたと受け取らないようにしてください。
マッチングアプリ:年齢確認と本人確認が中心
いわゆる出会い系サイト規制法(インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律)上の4要件を満たす「インターネット異性紹介事業者」には、届出と、利用者が児童(18歳未満)でないことの確認などが義務づけられています。マッチングアプリがこの事業者に該当するかどうかは、サービスの仕組みごとに判断されます(警察庁「出会い系サイト規制法」、2026年9月3日確認)。確認方法は施行規則で定められており、年齢や生年月日を証する書面の提示や画像送信、マイナンバーカードの利用などが挙げられています(警察庁「出会い系サイト規制法施行規則」)。
一方、独身証明書の提出をアプリが登録条件にしているかどうかは、アプリごとに異なります。任意提出の仕組みを設けているものもあれば、対応していないものもあるため、各アプリの公式案内で確認してください。
今回の56名では、アプリで負担・疲れを感じたこと(Q9・複数回答)として「身元・利用目的を警戒すること」を15名が挙げています。書類確認の範囲が分かっていれば、警戒の負担をどこまで自分で背負う必要があるかも判断しやすくなります。
結婚相談所:JMIC加盟会社では公的独身証明書を求める
JMICの案内では、加盟会社は契約時に「公的独身証明書」の提出や、その他の申告事項の確認を求めているとされています(JMIC「結婚相手紹介サービスの上手な利用法」、2026年9月3日確認)。会社によっては、独身証明書以外の書類の提出を求める場合もあります。
ただし、必要書類の種類と確認範囲は会社ごとに違います。また、書類が確認されることと、その相手が自分に合うかどうかは別の問題です。書類確認は「既婚者や年齢を偽る人を減らす仕組み」であって、相性や真剣度まで保証するものではありません。
今回の56名が「試しやすい」と感じる条件(Q19・複数回答)では、「独身証明など本人確認がしっかりしている」を9名が選んでいます。これは検討時に望ましいと感じた条件であり、実際に確認を受けた経験ではありません。
相手の探し方・紹介方法の違い
相手の探し方は、一般的にアプリが「自分で検索して申し込む」方式が中心であるのに対し、結婚相談所は「自分で検索」「担当者の紹介」「データマッチング」など複数の入口を組み合わせる会社が多い、という違いがあります。
マッチングアプリ:自分で探して「いいね」を送る
アプリでは、年齢や居住地などの条件で検索し、気になる相手に「いいね」を送り、相互に承認されるとメッセージが始まります。多くの人から探せる反面、探す作業そのものが続きます。今回の56名の負担(Q9・複数回答)でも「相手を探し続けること」が25名、「多くのプロフィールを比較すること」が16名でした。
結婚相談所:検索・紹介・マッチングを組み合わせる
結婚相談所では、会員システムでの検索に加え、担当者が希望条件をもとに相手を紹介する方式や、登録した条件・価値観をもとにシステムが候補を出す方式があります。JMICも、紹介システムの組み立ては会社によりさまざまだと案内しています。
「探す作業を減らしたい」のか「自分で選ぶ自由を残したい」のかで、合う方式は変わります。今回の56名のQ19では「自分に合う相手を紹介してもらえる」を8名が選んでおり、紹介を望む人が一定数いる一方、多数派ではありませんでした。
メッセージ・日程調整・お見合いの進め方の違い
マッチした後の進め方は、アプリでは本人同士のメッセージで会う日と場所を決めるのに対し、結婚相談所では「申込み→お見合い→交際」という流れが定められ、日程調整を会社が仲介する場合があります。
マッチングアプリ:メッセージで会うまでを自分で組み立てる
アプリでは、マッチ後のメッセージで相手を知り、会う約束を取り付け、当日の場所も自分たちで決めます。複数人と同時にやり取りすることも珍しくなく、今回の56名では「複数人とメッセージを続けること」を32名が負担に挙げ、「日程調整」も14名が選んでいます(いずれもQ9・複数回答)。
アプリ以外の方法を考えたきっかけ(Q17・複数回答/回答者56名・選択延べ105)でも、「メッセージや相手探しに負担を感じた」が16名で最多でした。この負担は、進め方をすべて自分で担う仕組みと直接つながっています。
結婚相談所:お見合いという段階があり、仲介が入る場合がある
結婚相談所では、相手にお見合いを申し込み、相手が受ければお見合いが組まれます。日程と場所の調整を担当者や会社のシステムが行う場合、本人同士が事前に長くメッセージを続ける工程は短くなります。お見合い後に交際へ進むかどうかの返事や、お断りの連絡を会社が仲介する会社もあります。
ただし、進め方の細かなルール(お見合い料の有無、申込み人数の上限、交際期間の目安など)は会社ごとに違います。無料相談で確認したい項目は、結婚相談所の無料相談は何をする?勧誘の断り方と確認項目にまとめています。
担当者や相談支援の違い
相談支援の違いは、「困ったときに相談できる相手が仕組みとして用意されているか」です。アプリは基本的に自己判断で進め、結婚相談所は担当者がつく会社・プランであれば活動中の相談が支援に含まれます。担当者の有無や支援範囲は会社やプランによって異なります。

マッチングアプリ:自己判断が基本
一般的に、アプリの運営が担うのは通報への対応や不正利用者の排除といった利用環境の管理が中心で、「この人とどう進めればいいか」「何を改善すればいいか」といった個別の相談に応じる仕組みは、サービスによっては用意されていません。改善点は自分で見つける必要があります。今回の56名でも「何を改善すべきか分からない」を8名が困りごと(Q8・複数回答)に挙げています。
結婚相談所:担当者がつくプランでは活動中の相談ができる
担当者がつく結婚相談所では、プロフィールの作り方、お見合い後の振り返り、交際中の迷いなどを相談できます。JMICも、会員活動上の質問や相談に応じる常設の相談窓口があるかを、入会前の確認点として挙げています。
今回の56名がアプリ以外の方法を考えたきっかけ(Q17・複数回答)では、「自分一人で婚活を進めることに限界を感じた」が6名、「自分と結婚への温度感が近い人と出会いたかった」が8名でした。人数としては多くありませんが、この2つは支援の有無と直接関係するきっかけです。
担当者の支援内容、面談の頻度、担当者を変更できるかどうかはプランと会社で異なります。「担当者がいる」という説明だけで支援量を判断せず、具体的な内容を確認してください。
活動時間・自分のペースで進めやすいかの違い
一般的には、活動の自由度はアプリのほうが高く、結婚相談所は会社の流れに沿って進める分、自分の裁量が小さくなる場合があります。どちらが楽かは、自分で管理するのが得意か、決められた流れがあるほうが動きやすいかによります。
マッチングアプリ:時間も頻度も自分次第
いつ開くか、何人とやり取りするか、いつ休むかをすべて自分で決められます。今回の56名でアプリを続けた理由(Q14・複数回答)に「自分のペースで活動できる」を選んだ人は16名でした。一方で、自由である分、やめ時や見直しの時期も自分で決める必要があります。
結婚相談所:流れが決まっている分、判断の負担は減る
結婚相談所では、申込みからお見合い、交際、成婚退会までの流れと期限(交際期間の目安など)を会社が定めている場合があります。流れが決まっていることで「次に何をするか」で迷う負担は減りますが、自分の都合だけで進度を調整しにくい面もあります。休会制度の有無と条件は会社で異なるため、忙しい時期がある人は事前に確認してください。
今回の56名のQ19では「オンラインだけでも利用できる」を12名、「退会・休会条件が明確」を12名が試しやすい条件として選んでいます。店舗へ行く負担と、途中で止められるかどうかは、活動ペースの自由度に関わる確認項目です。
マッチングアプリが向いている人
マッチングアプリが向いているのは、自分で探して自分で進める仕組みを負担ではなく自由として使える人です。次の条件に当てはまる数が多いほど、アプリの仕組みと合いやすいと考えられます。
アプリの仕組みが合いやすい人
- まず費用を抑えて始めたい
- 多くの人の中から、自分の目で選びたい
- メッセージや日程調整を自分でこなすことが大きな負担ではない
- 結婚を希望する時期に余裕があり、自分のペースで進めたい
- 周囲に知られずに活動したい
今回の56名がアプリで良かったこと(Q10・複数回答)として挙げたのは、「気軽に始められた」31名、「多くの人から探せた」25名、「普段の生活では出会えない人と出会えた」25名でした。これらを自分の強みとして活かせている人にとって、アプリは合理的な選択肢です。
この条件は、Q10・Q14・Q9の回答をもとに編集部が整理したもので、56名に「向いている人の条件」を直接たずねた結果ではありません。
結婚相談所が向いている人
結婚相談所が向いているのは、費用の項目が増えることを受け入れたうえで、相手探しややり取りの負担、書類確認、相談相手のいずれかを重視する人です。
結婚相談所の仕組みが合いやすい人
- 相手を探し続ける作業や、複数人とのメッセージを減らしたい
- 独身証明書など公的書類の確認がある環境で活動したい
- 進め方や改善点を相談できる相手がほしい
- 結婚を希望する時期がある程度決まっている
- 入会金・月会費・成婚料などの費用項目と総額を、事前に確認したうえで納得できる
今回の56名では、アプリ以外の方法を考えたきっかけとして「メッセージや相手探しに負担を感じた」16名、「自分と結婚への温度感が近い人と出会いたかった」8名、「自分一人で婚活を進めることに限界を感じた」6名が挙がっています(Q17・複数回答)。これらは、担当者や書類確認という仕組みで対応しやすい悩みです。
一方で、今回の56名には「アプリ以外の方法は検討していない」と答えた人も12名いました。結婚相談所は選択肢の一つであって、全員に合う方法ではありません。結婚相談所が自分に合うかを7つの基準で確認したい方は、結婚相談所に入るべき人とは?向いている人・向いていない人を7つの基準で判断も参考にしてください。
この条件も、Q17・Q18・Q19の回答をもとに編集部が整理したものです。調査対象はマッチングアプリ利用経験者であり、結婚相談所を利用した結果や満足度を調べたものではありません。
迷った場合の選び方
迷ったときは、「どちらが良いか」ではなく「今の自分が何に困っているか」から逆算します。困りごとと、それに対応する仕組みを照らし合わせると、どちらの条件を優先すべきかが見えてきます。

困りごとから考える、優先して確認する仕組み
費用を抑えることが最優先
→ まずアプリの月額と無料範囲を確認する
結婚相談所を検討する場合も、費用項目と総額が事前に分かる会社に絞る
探す・やり取りする作業がつらい
→ 紹介方式と日程調整の仲介があるかを確認する
アプリを続ける場合は、同時にやり取りする人数を減らす見直しを先に試す
相手の身元や真剣度を自分で見極めるのが負担
→ 独身証明書など公的書類の確認範囲を確認する
「本人確認」「年齢確認」「独身証明」のどこまでかを分けて聞く
何を改善すればいいか分からない
→ 担当者の支援内容と相談方法を確認する
担当者の有無だけでなく、面談頻度と担当変更の可否まで確認する
まだどちらとも決められない
→ 無料相談や資料請求で条件だけ確認する
相談を受けても入会義務はない。当日は契約しないと決めてから行く
この整理は、Q8・Q9・Q17・Q18・Q19の回答をもとに編集部が作成したもので、56名の回答そのものではありません。
今回の56名が試しやすいと感じる条件(Q19・複数回答)では、「費用を抑えて始められる」30名、「料金体系が分かりやすい」26名、「無料で相談できる」19名が上位でした。どちらを選ぶ場合も、契約前に費用項目・確認書類・支援内容・退会条件を書面で確認できるかどうかが、判断の土台になります。
無料相談で何を聞くべきか、勧誘が不安な場合の断り方は、結婚相談所の無料相談は何をする?勧誘の断り方と確認項目で例文つきに整理しています。
併用を考える場合の注意点
アプリと結婚相談所の併用が可能かどうかは、各サービスの規約によります。一律に「できる」「できない」とは言えないため、契約前に規約と担当者へ確認してください。
併用前に確認すること
- 結婚相談所の会員規約に、他サービスの利用に関する定めがあるか
- 成婚の定義と成婚料の発生条件(相談所以外で出会った相手との結婚が対象になるか)
- アプリ側の課金更新日と、退会・課金停止・プロフィール非表示の手続き
- 両方を同時に進める時間と費用を、自分が負担できるか
特に、同時に複数人とやり取りする負担は、今回の56名で最も多く挙がった疲れでした(Q9「複数人とメッセージを続けること」32名)。併用によって相手の数が増えれば、この負担も増えます。相談所側の相手との交際が進んだ時点でアプリの利用を止めるなど、自分なりの区切りを先に決めておくと、負担を抑えやすくなります。
今回の調査では、アプリと他サービスの同時併用の有無や、併用した結果は調べていません。
よくある質問
結婚相談所とマッチングアプリの一番大きな違いは何ですか?
「誰が探し、誰が進行を管理するか」です。アプリは自分で探して自分で進め、結婚相談所は書類確認と担当者の支援がある代わりに、入会金・月会費・成婚料などの費用項目が増えます。どちらが優れているかではなく、仕組みの違いです。
結婚相談所なら既婚者はいませんか?
JMIC加盟会社では契約時に公的独身証明書の提出を求めているとされており、既婚者が登録しにくい仕組みになっています。ただし、必要書類は会社ごとに違い、どの会社でも同じ運用とは限りません。「独身証明書の提出が必須か」を各社に直接確認してください。
アプリでも独身証明書を出せますか?
アプリによって異なります。任意で提出できる仕組みを設けているアプリもあれば、対応していないアプリもあります。法律で事業者に義務づけられているのは、利用者が18歳未満でないことの確認であり、独身の確認ではありません。
結婚相談所の料金はアプリの何倍くらいですか?
この記事では具体的な金額の比較は扱いません。結婚相談所は入会金・月会費・お見合い料・成婚料などの項目を組み合わせるため、総額は活動期間と成婚の有無で変わります。月会費だけでなく、想定する活動期間での総額を各社の公式料金で計算してください。
どちらから始めるべきですか?
一律の答えはありません。費用を抑えて多くの人から自分で探したいならアプリ、探す作業ややり取りの負担を減らしたい、書類確認や相談相手を重視するなら結婚相談所の条件を確認する、という順番が考えやすいです。今回の56名でも、アプリを続けている人と、別の方法を考えた人の両方がいました。
無料相談を受けたら入会しなければいけませんか?
入会義務はありません。無料相談は条件を確認する場として利用でき、「今日は契約しない」と最初に伝えてかまいません。詳しい確認項目と断り方は無料相談の記事にまとめています。

まとめ
結婚相談所とマッチングアプリの違いは、料金の項目、登録時の確認書類、相手の探し方、進め方、担当者の有無、活動の自由度という「仕組み」にあります。どちらが上かではなく、自分の困りごとにどちらの仕組みが対応しているかで選んでください。
- 7項目の早見表で仕組みの違いを押さえる:料金、目的、確認書類、探し方、支援、進め方、向いている人
- 「本人確認」「年齢確認」「独身証明」を分けて確認する:本人確認済みは独身の証明ではない
- 契約前に書面で条件を確認する:費用項目と総額、必要書類、支援内容、休会・退会条件
比較表の内容は一般的な傾向であり、実際の料金・書類・支援はサービスごとに異なります。気になるサービスがあれば、公式情報で条件を確認し、必要なら無料相談や資料請求で疑問を解消してから決めてください。切り替えの時期そのものに迷っている方は、切り替え判断の記事もあわせて参考にしてください。
参考情報・出典
公的情報・業界団体の情報は2026年9月3日時点で確認したものです。各サービスの料金・必要書類・支援内容は、契約前に各社の公式サイトと契約書面で確認してください。
- 警察庁「出会い系サイト規制法」
- 警察庁「出会い系サイト規制法施行規則」(児童でないことの確認方法)
- 一般社団法人日本結婚相手紹介サービス協議会(JMIC)「結婚相手紹介サービスの上手な利用法」
- 消費者庁「特定継続的役務提供」(特定商取引法ガイド)
この記事の調査について
この記事で使用した数値は、婚活リルート編集部が独自に実施したアンケート調査によるものです。
- 調査対象:25〜44歳/2023年以降/結婚を意識してマッチングアプリを3か月以上利用した方
- 有効回答:56名(女性28名・男性28名)
- 調査方法:クラウドワークスを利用したインターネット調査
- 調査日:2026年8月29日
- 設問数:20問(うちQ11・Q20は自由記述)
- 本記事で使用した設問:Q8・Q9・Q10・Q14・Q17・Q18・Q19(いずれも複数回答)
- 調査主体:婚活リルート編集部
この調査の対象はマッチングアプリの利用経験者であり、結婚相談所の利用者を対象とした調査ではありません。そのため、結婚相談所の実際の勧誘の強さ、利用した満足度、入会後の結果、アプリと結婚相談所の成婚率の比較については、この調査から述べることはできません。Q18・Q19は「検討時に感じた不安」「試しやすいと感じる条件」であり、実体験ではありません。
本調査は56名の回答に限られるため、日本全体の傾向として一般化することはできません。回答は自己申告にもとづき、複数回答の設問では合計が回答者数を上回ります。「向いている人」の整理は、複数の設問をもとに編集部が行ったものです。
除外基準や調査の限界について詳しくは「調査・編集方針」をご覧ください。
執筆・調査:婚活リルート編集部


